2026年8月24日(月)、介護職向けの単発・スポットワークサービス「Ucare」を利用して、介護施設で勤務しました。
この日の仕事の中心となったのが入浴介助です。
午前中に入浴された利用者さんは約25名。もちろん僕一人ですべてを介助したわけではなく、施設の職員さんと役割を分担し、連携しながら入浴を進めました。
多くの利用者さんを限られた時間で介助すると、どうしても効率や時間が気になります。
しかし、入浴介助で優先しなければならないのは、単に「早く終わらせること」ではありません。
介護現場で長く働いてきた僕が特に大切にしているのが、安全・自立支援・コミュニケーションの3つです。
今回は、Ucareを利用して実際に入浴介助を行った経験から、介助するときに意識しているポイントや、現場で改めて感じた人員不足について紹介します。
Ucareを利用して介護施設で入浴介助を経験
今回Ucareを利用して勤務した介護施設では、午前中だけで約25名の利用者さんが入浴されました。
施設の職員さんと役割を分担しながら、一人ずつ入浴を進めていきます。
利用者さんの人数が多くなれば、
「次の方が待っている」
「予定している時間までに進めなければ」
と、時間が気になる場面もあります。
忙しくなるほど、介助する側も無意識に動作を急いでしまう可能性があります。
そんなとき、僕が意識していることがあります。
介護士にとっては約25名のうちの一人でも、利用者さんにとっては大切な一回の入浴であること。
効率を考えることも現場では必要です。
しかし、人数だけを見て流れ作業のように介助するのではなく、目の前の利用者さんを見ることを忘れないようにしています。
入浴介助で大切にしている3つのポイント
入浴介助では、利用者さんの身体状況やその日の体調などを確認しながら介助する必要があります。
僕が現場で特に意識しているのが、次の3つです。
1.浴室内での転倒に注意する
入浴介助で特に注意したいことの一つが転倒です。
浴室は床が濡れやすく、普段の生活空間よりも足元が滑りやすくなります。
特に、
・椅子から立ち上がる時
・浴槽をまたぐ時
・浴室内を移動する時
・浴室から脱衣所へ移動する時
などは、利用者さんの動きを確認しながら介助することが大切です。
また、同じ利用者さんでも毎日まったく同じ状態とは限りません。
普段は自分で立ち上がれる方でも、その日は疲れていたり、いつもより足に力が入りにくかったりすることもあります。
「いつもできているから大丈夫」と決めつけず、その日の表情や動作、足元などを確認することを意識しています。
2.利用者さんができることを奪わない
入浴介助だからといって、すべてを介護士が行えばよいわけではないと僕は考えています。
たとえば、ご自身で身体を洗える方であれば、できる範囲は本人に行ってもらいます。
背中など手が届きにくい部分や、本人だけでは難しいところを介護士がサポートする。
こうした関わりも自立支援の一つです。
もちろん、介護士がすべて介助した方が早く終わることもあります。
今回のように多くの利用者さんが入浴する日は、特に効率を求めたくなる場面もあります。
それでも、
「時間がないから全部やってしまう」
ではなく、利用者さんに残されている力を活かすことを忘れないようにしています。
介助することだけではなく、その人が自分でできることを守ることも介護だと思うからです。
3.コミュニケーションを大切にする
入浴介助は、利用者さんとコミュニケーションを取れる時間でもあります。
「お湯の温度は大丈夫ですか?」
「寒くないですか?」
「気持ちいいですね」
最初は介助に必要な声かけでも、そこから何気ない会話につながることがあります。
昔の話を聞かせてもらったり、普段の生活について話してくださったりすることもあります。
入浴には、身体を清潔に保つという大切な目的があります。
しかし、僕はそれだけの時間にはしたくありません。
介護士にとっては仕事中の数分でも、利用者さんにとっては誰かとゆっくり話せる時間になっているかもしれないからです。
忙しいときほど、会話を「余計な時間」と考えないことを大切にしています。
約25名の入浴介助で感じた「効率」と「個別ケア」
午前中に約25名が入浴すると、当然ながら現場では効率も求められます。
しかし、25名の利用者さんは全員が同じではありません。
身体状況も違えば、できることも違います。
必要な介助量も違いますし、好きな話題や好まれる声かけも一人ひとり異なります。
だからこそ、僕が今回改めて感じたのが、
「25人を介助する」のではなく、「一人」を25回介助する。
ということです。
人数だけを見れば「25名の入浴介助」ですが、その中には25通りの介護があります。
忙しい現場だからこそ、一人ひとりを見る意識を失わないことが大切だと感じました。
Ucareで働いて感じた介護現場の人員不足
今回の勤務でもう一つ感じたのが、介護現場の人員不足です。
これは今回勤務した施設だけについて言っているわけではありません。
僕自身、これまでさまざまな介護現場で働く中で、人員面の厳しさを感じる場面がありました。
介護施設では入浴介助だけでなく、
食事介助、排泄介助、移乗、見守りなど、一日を通してさまざまなケアが必要になります。
限られた人数で多くの利用者さんを支えれば、職員一人ひとりの負担も大きくなります。
今回僕が利用したUcareのように、必要とされる施設や時間帯と介護職をつなぐ仕組みは、こうした現場を支える一つの方法になるのではないかと、実際に勤務して感じました。
僕自身もスポットワーカーとして現場に入り、施設職員さんと一緒に介助を行った一人です。
まとめ|忙しいときほど介護を「作業」にしない
2026年8月24日、Ucareを利用して介護施設で勤務し、午前中に約25名の利用者さんの入浴に関わりました。
今回の勤務を通して改めて大切だと感じたのは、
安全を確認すること。
利用者さんができることを奪わないこと。
コミュニケーションを大切にすること。
そして、利用者さん一人ひとりを見ることです。
介護現場では時間に追われることがあります。人員不足によって、職員に余裕がなくなる場面もあるでしょう。
それでも、目の前にいる利用者さんにとっては大切な一回の入浴です。
「25人を介助する」のではなく、「一人」を25回介助する。
忙しいときほど、介護を単なる「作業」にしない。
今回の入浴介助は、介護の仕事を続ける中で僕自身が大切にしてきたことを、改めて考える機会になりました。

